久しぶりに、新書読んだよ!
明治維新から、150年が経ったという事でこの本読みました。
といっても、2019年12月にこのブログ書いてるけど、読んだのは去年ね。
ちょうど、「西郷どん」が終わりかけの所だった気がする。
星 亮一 : 『斗南藩ー「朝敵」会津藩士たちの苦難と再起』
教科書では学べなかった明治維新の裏側
歴史の授業で習う明治維新は、西郷隆盛や木戸孝允やら坂本竜馬などの
有名人が活躍しました。って習いがち。
ほんでもって、その人達がいたから明治の時代がやってきた!となる。
その史実は、疑いようもないんだが、それは、明治の表側の話。
この本は、それら明治時代になってからのあまり習う事のない、裏側のはなし。
タイトルにもあるように、この本の主人公は、戊辰戦争で「朝敵」とみなされ、
明治新政府によって、討伐された、会津藩。そして、その後の会津藩士の物語。
いまでゆう所の福島県会津若松市⇒青森県のむつ市へ領地を移される
明治新政府によって、「国賊」として扱われた会津藩。戊辰戦争に敗れ、現在の青森
県下北郡に領地を移されてしまう。
そこで、斗南藩という藩名で再起をはかる。
けど、斗南藩設立からわずか、数年で廃藩置県が行われ、全国にあった「藩」が全て
無くなってしまう。当然、斗南藩も解体。
そして、また会津藩士は選択をせまられる。青森の地に残るか、別の場所にまた移動
するのか。
まとめ
この本を読む数年前に、大河ドラマ『八重の桜』をみていたから、ちょっとは予備知
識があったかな。そして、ドラマの登場人物たちもこの本に登場していたから、ワク
ワクしたよ。たしか、ドラマでは、下北の事を「あそこは極寒の地獄じゃ」みたいな
こと言っていたような。風強いし、雪降るしみたいな。
これで、明治の裏側がわかるというような、著書ではないけれど、戊辰戦争で敗れた
人々が、どのように明治という新しい時代と向き合い生きて来たか伺える本になって
いたヨ。