田舎僧侶の暮らし

けっこう長芋が好きな坊主のブログ

【また本を読んでしまったシリーズ】 神社とお寺はちがうんです

神社。それは田舎にも都会にも、全国津々浦々にる存在、日本人にとって耳に聞きなじんだ言葉。

 

井上順孝:『神道入門』-日本人にとって神とは何か-

読了しました。

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神道入門 日本人にとって神とは何か (平凡社新書)

神道入門 日本人にとって神とは何か (平凡社新書)

  • 作者:井上 順孝
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2013/08/01
  • メディア: Kindle版
 

 

日本人は無宗教?

 

日本人に、あなたが信じている宗教はなんですか?ってインタビューしたら、まず間違いなく多くの人が、別に私、無宗教なので。と答えるだろう。

 

 

けれども、人生の節目節目で、訪れる宗教施設は変わってくる。

 

 

初詣・七五三のときは神社に行き、キリスト教式の結婚式を挙げたり、葬式は仏式で行うなど、いろんな宗教に日本人自体は関わりを持っている。

 

 

だけれども、無宗教って言う!

 

このような、ひとつの宗教にこだわらないのは、世界的に見ても日本人だけらしい。

 

 

この、いろんな宗教に関われるある意味、「柔軟性」をもつことができたのは、日本古来の宗教である神道が原因であると著者は述べる。

 

 

 日本独自の宗教「神道」

 

神道は、仏教やキリスト教と違って、外国から輸入されてきた宗教ではない。日本古来の、日本だけの宗教である。また、仏教やキリスト教、イスラム教などと違い「経典」というものが存在しない。

 

その思想は八百万の神々という言葉に代表されるように、人が目にしたり、触れたりするすべてのものに、神が宿っているという思想。

 

そして、とりわけ自然というものにたいして、畏怖の念を抱いていた。そして神が宿ると解釈されていた。

 

その背景があってか、都会の神社だろうが田舎の神社だろうが、神社の社がある境内には必ず木々に囲まれているつくりになっている。

 

 

そして神道は、その柔軟性と多神教的特徴を持っていることから、外国産の宗教である仏教や儒教とも混ざり合いながら発展してきた歴史がある。

 

 

「神仏習合」「本時垂迹説」といって、天照大神が菩薩に変化したぞ!っていう絵とかあるらしい。

 

また、比延山延暦寺のそばには、延暦寺を守る存在として比延大社という神社が建てられたりしていた。まさに、神道と仏教は相互に関係をもっていた。

 

 

このような、世界三大宗教と言われる、仏教・キリスト教・イスラム教には見られない特徴が神道にはあって、他の宗教とも混ざり合うことが出来る神道の柔軟性が、「自分は無宗教」だという自覚を、日本人に与えたのではないだろうか。

 

という著書になっていました。

 

神道入門 日本人にとって神とは何か (平凡社新書)

神道入門 日本人にとって神とは何か (平凡社新書)

  • 作者:井上 順孝
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2013/08/01
  • メディア: Kindle版