赤羽雄二:『0秒思考』読了しました。
タイトル買いしてしまった。
思考の「質」と「スピード」、双方の到達点が「ゼロ秒思考」だ。
ゼロ秒とは、すなわち、瞬時に現状を認識し、瞬時に課題を整理し、瞬時に解決策を考え、瞬時にどう動くべきか意思決定できることだ。
迷っている時間はゼロ、思い悩んでいる時間はゼロとなる。
この出だしを読んで、私の内にある中二病がゾクッ!としたよ。
出だしかっこよすぎるでしょ。
特に、「迷っている時間はゼロ、思い悩んでいる時間はゼロとなる」の一文は、優柔不断な性格の私には、刺さる言葉だったねぇ〜
この本は、著者がいう、「ゼロ秒思考」なるものに到達するためのHow to 本だった。
そこに到達するためには、A4のコピー用紙を使って1分以内に、いま頭の中にあるものを書きだすことだとしている。
考えたこと、考えていることを書くのではなく、ただ頭の中にある感情、思いついてくる言葉をただ書きなぐるだけでいい。
本当はもっと具体的で詳細なやり方が述べられているんだけど、初めの一歩はここからはじまる。
人は考えているようで、考えていない。
人は常になにかを考えたり思ったりしているけど、ほとんど堂々巡りに終わってしまうことが多い。
昨日考えていたことを、今日も同じこと考えてたりしがち。そのうちに同じことを1週間も思っていたりなんかしちゃう。
頭の中にいつまでも同じことが浮かんでは消え、思い浮かんでは消えて、ということを繰り返しているから、脳みそは考えているように錯覚してしまっている。
だから結局考えているようで、前進していない。
つまり、考える力がついていない。
それは学歴も、年齢も、職種も関係なく当てはまることだから、著者曰く、それは非常にもったいないじゃない?という事。
本の前半でそう言われたら、「ん~確かにそうかも。」って思っちゃって、読み進めたよね。
自分の字で書くという行為がミソ。
PCにタイピングしてもダメ、ノートに書くのもダメ、A4用紙に横書きで書きなさいという。
それが一番シンプルな方法で、年齢も学歴も職種も関係なく誰でも実践できて、「考える力」がつく方法であるとしている。
読み終えて試してみたけど、1分で書くのって結構難しいね。
1分で思い浮かぶことは、沢山あるんだけれど、文字を書く手が全然追いつかない!!
というか、ペンで書く自分の字めっちゃ汚い!!
さらに、1分以内で書かないと!って思ってなおさら焦って書くから、急げば急ぐほど汚い字になって、これなんて書いてあるっけ?みたいに、後から自分で読み返せない文字になってる・・・
果たしてこの状態からでも、ゼロ秒思考の域に達することができるのだろうか?
著者曰く、やり続ければ、1分以内に余裕で書けるようになるし、なんなら書くこと思いつかなくなる時くるよ。みたいなこと述べてあるから、まずはやり続けるところからはじめてみようかな。
やっぱり「ゼロ秒思考」って、かっこいい響きやな。