田舎僧侶の暮らし

けっこう長芋が好きな坊主のブログ

【読了記録】金持ち父さん、貧乏父さん/ロバート・キヨサキ

 

2000年に発行された本だけど、2020年のいまでも十分参考になるよ。

 

世界的ベストセラーついに読んじゃいました。



ロバート・キヨサキ:『金持ち父さん、貧乏父さんーアメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』読了しました。

 

 

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お金のために働くか、お金に働かせるか

 

 

 

金持ち父さん、貧乏父さんというタイトルからわかるように、お父さんが2人登場してくるわけなんだけども、それは物語の主人公の実の父と、主人公の友達の父親という構図。



ほんでもって、主人公の実の父親の仕事は教師。友達の父の仕事は複数の会社経営。



職業自体でみると、どっちもとりわけ貧乏というイメージはわかないのだが、この2人の父親に異なる点は、「お金」についてのの考え方。

 

 

父のうち一方は、「それを買うためのお金はない」と言うのが口癖だった。もう1人の父にとってそれは禁句だった。この父は、こんなときは「どうやったらそれを買うためのお金を作り出せるだろうか?」と言わなくてはいけないと私に教えた。

 

 

そして、教師である実の父の方が、この著書でいう「貧乏父さん」なのだ。



「貧乏父さん」が考えるお金とは⇒会社で一生懸命働いて成果を出すことで、昇給する。その繰り返しの中で収入を増やしていくやりかた。



「金持ち父さん」の考えるお金⇒お金がお金を呼ぶ。資産運用によって、お金を築く。築いたお金でまた資産運用する。この繰り返し。




金持ち父さん」曰く、学校の教育というのは、「貧乏父さん」を生む仕組みになっているらしい。

 

勉強をして、優れた成績を取る。そして、高学歴な大学へ進学し、給料の高い企業に就職する。そんな感じ。

 

だけど、給料の高い企業に勤められたとしても、給料が高いから、国に納める税金も高くなる。その結果、手元に残るお金は、もろもろ引かれた金額でしか受け取れない。



この構図は、給料が高いか低いかはあまり関係がないそうだ。どこかしらの組織に属している以上、その組織のために自分の時間を売っていることに、本質は違わない。

 

これが、お金のために働いている状態。



 

持ち家と車は負債

 

 

家を買ったとか、高級車を買ったと聞くと、その人はさも金持ちなんだろうなと思ってしまう。そしてそれらは、大きな資産かのように錯覚してしまう。

 

けれど、資産と負債は違う。

 

資産⇒もっているだけで、お金が入ってくるもの。

 

負債⇒もっているだけで、お金がでていくもの。

 

このような関係にあるので、これに当てはめれば、家だって持っているだけで、ローン返済やら、固定資産税など支払わなければならないし、車に関しても、自動車税や任意保険に加入するなど、もっているだけでお金が出て行ってしまう。



そんな中で、著者が資産として挙げているのは、

 

1,自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネス。私は会社を所有しているが、実際の運営は他人がやっている。もし、自分がその場にいて働かなければいけないのならば、それはビジネスとは言えない。自分の「仕事」だ。

 

2.株

 

3.債券

 

4.投資信託

 

5.収入を生む不動産

 

6.手形、借用証書

 

7.音楽、書籍などの著作権、特許権

 

8.その他、価値のあるもの、収入を生み出すもの、市場価値がある物品など

 



それに加えて、貸借対照表や損益計算書の見方を覚えたならばどれが資産にあたって、どれが負債になるかわかるらしい。

 

私は貸借対照表?損益計算書?と不安になったけど、ざっくりした図解で分かりやすく説明されていたから、助かった。



そして、ページが進むにつれてよくでてくる言葉が、「ファイナンシャル・インテリジェンス」だ。簡単に言うと、資産を賢く運用するために必要な基礎的な知識のことだそう。

 

 

1.会計力⇒ファイナンシャル・リテラシー(お金に関する読み書き能力)数字を読む力。

2.投資力⇒投資(お金がお金を作りだす科学)を理解し、戦略を立てる力。

3.市場の理解力⇒需要と供給の関係を理解し、チャンスをつかむ力。

4.法律力⇒会計や会社に関する法律、国や自治体の法律に精通していること。合法的にゲームをするのが一番だ。

 

 

こんな感じで述べられているけど、どれも難しそう~

 

著者いわく、「どれもロボット工学なんかより全然簡単だから大丈夫さ」的なニュアンスで言ってるけど、それでもハードル高そう~



まとめ

 

年金2,000万問題とかあって将来が不安な今日この頃。会社の収入以外にも副業解禁とかしてるいまでも、いやいまだから?この本はめちゃくちゃ、勉強になったよ。



なにも、どれを買えだ、どれを買うなとかいう本じゃなくて、いかに学校教育で、お金について教育されてこなかったのか本当にわかる。



難しい内容の所もあったし、いまの自分では手に届きそうにないなとか思うところもたくさんあったけど、やっぱりメンタル次第やで!みたいに奮い立たせてくれるところもあって、前向きになれた。

 

そこで、前向きになれた言葉を長々と引用させてもらうと、

 

私は、お金を失う事、つまり損をすることが楽しくてたまらないという人にお目にかかったことがない。また、ひと財産築いた人で、そこに至るまでに一度も損をしたことがないという人にもお目にかかったことがない。一方、これまでに投資などで1セントたりとも損をしたことがないという人で、いまお金に困っているという人には数えきれないほど出会っている。

損をするのが怖いのはあたりまえだ。その恐怖はだれもが持っている。金持ちだって同じだ。問題なのは恐怖そのものではなく、それに対する対処の仕方だ。つまり、損をしたときにそれにどう反応するかが問題なのだ。失敗に対する対処の仕方が人生に違いを生み出すと言ってもいいだろう。このことは、お金に関してだけでなく、人生におけるあらゆることにあてはめることができる。

 



ね~ぐっと来くるよね。そんでもってこれを裏付けるかのように、カーネル・サンダースの事にも触れているしね。

 

 

サンダースは66歳の時に事業に失敗し生活保護を受けるようになった。しかし、それだけでは生活はやっていけなかった。そこで、自分が考え出したフライド・チキンの作り方を誰かに買ってもらおうと全国を回った。そして、1,009回断られ、やっと1,010回目に買ってくれる人を見つけた。その結果、サンダースはたいていの人が引退生活に入るころになって大富豪への道を歩み出した。

 

 

初知りでした。このこと書いてくれてありがとうって感じだし、バイタリティが凄いね。66歳やで。



ともあれ、この著書は、自分が働いて稼ぐだけじゃなく、お金にも働いてもらおうよ。そして資産を手に入れましょうという内容ではあった。けれども、投資や自分のビジネスを持つのが怖いというメンタルの人にも、教え諭すように、だれもが損をするのは怖いんだよって教えていた。

 

そして、結局行動に移さなければなにも変わらないよ!みたいに、お金についてがメインの内容なんだけれど、人生そのものにおいてどう行動するか?みたいな指針を教えてくれる哲学書みたいだったなぁ。