田舎僧侶の暮らし

けっこう長芋が好きな坊主のブログ

読書感想文『日本の戦後を知るための12人』

 

中田敦彦のYouTube大学で何回も紹介されていた本で、かつ、この本に登場する人を紹介する動画があって。そのシリーズずっと見ていたのでずっと気になっていました。

 

池上彰:『日本の戦後を知るための12人』読了しました。 

 

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池上彰氏は頻繁にテレビで特番されてる印象だし、たくさん書籍も出している。

 

そんな中で、共通していることは、テレビであれ、本であれ、すごく素人にもわかりやすい説明をしているところ。

 

今回の書籍もその類で、何も予備知識がない人でも概要がスッと自分の中に入ってくる感じがしました。

 

 

 

著名な12人

 

 

タイトル通り、日本の戦後を知るための12人とあるわけで、12人の日本人に焦点があてられているけども、その12人。

 

ほぼ全員有名な人だし、えっ!その人が今あるこれを作った人なの?!

 

みたいな驚きが結構ありました。ここで12人を全部紹介するのはしんどいので、個人的にへぇ〜と思ったことを書いていこうかなと思うよ。



12人の内訳

 

・田中角栄

・江副浩正

・小泉純一郎

・中内功

・渡邊恒雄

・堤 清二

・村上世彰

・堀江貴文

・石原慎太郎

・池田大作

・上皇陛下

・上皇后美智子さま

 

渡邉恒雄

 

渡辺恒雄は大野伴睦の番記者をつとめた頃から、政界との関係を深めていった。

そして、大野伴睦が自民党副総裁の時に、次の内閣改造について渡辺恒雄に相談した時、渡邉恒雄は中曽根康弘を薦める。

そして、大野伴睦が当時の岸総理に中曽根を閣僚に入れてくれと頼む。

その結果、中曽根康弘は初入閣をはたす。

 

 

そして中曽根康弘は、総理大臣を務めるまでの人物になるわけだから、渡邉恒雄の影響力は、政界に入りこんでくるわけなんだなぁ〜。

 

 

堤清二

 

パルコ、無印良品、西友、LOFTはかつて同じセゾングループ企業であったことは正直この本を読んで初めて知った。

てっきり別々の会社かと思っていたのに、かつては、同じ企業のもとで経営されていたとはびっくりだったぜ。

そんなセゾングループの元代表 堤清二。

セゾングループと名乗る前は、西武グループ。セゾンという言葉は、フランス語で「四季」という意味があるみたい。



堀江貴文

 

フジテレビは、元は、文化放送とニッポン放送が資金を出し合って作ったテレビ局。

だから、ニッポン放送という小さなラジオ局の下に、フジテレビという巨大なテレビ局が置かれている状況だった。

そこでホリエモンはニッポン放送の株を買うことで、フジテレビを支配できるのではと考えた。

フジテレビ側は、株を買い占められてはならないと、「新設のスタジオを作るので、その新設費用を賄うために新株を発行したい」という大義名分をつけることで新株を発行し、集めた資金でもって、「湾岸スタジオ」を建設した。

 

 

つまり、ホリエモンからフジテレビを守ために「湾岸スタジオ」を建てたという解釈ができるそうな・・・

 

 

 

石原慎太郎

 

石原慎太郎が芥川賞をとった『太陽の季節』。これを映画化するに当たって、弟の石原裕次郎を脇役としてデビューさせる。

それ以降、裕次郎はスター街道を歩み始めるわけだが、映画「太陽の季節」で障子を破る性的表現が物議をよび、未成年者の入場を制限する映画館も出始める。

それが、映画界の自主的な規制を呼んで、「映倫」ができるきっかけになった。

 

 

 

上皇陛下・上皇后美智子さま

 

 

上皇・上皇后さまは、今の天皇陛下を育てる時に、それまで皇室の常であった、子と親は別のところに住むという慣習を打ち壊し、自分たちの手元で育児を行った最初の人たち。

 

 

天皇陛下が被災地を訪問する時、陛下自らが膝をおり、避難者と同じ目線で話す映像は今でこそ、不思議な感じはしないけれど、それを行った当初は、天皇が膝を折る必要なんてないという否定的な見方もあったらしく、そんな批判と戦ってきた。象徴天皇としてどうすれば良いか大変に悩まれた人物。



 

まとめ

 

 

ざっと個人的に印象に残った話を書いてきたけれど、さすが池上彰氏!わかりやすいし、へぇ〜と思うトリビアもふんだんに盛り込まれていて、読むのが楽しかった。

 

 

文藝春秋の地下にて開催された講義を元に、この本は編集されていたから、自ずと池上彰氏に語りかけられるような感じ、授業を受けているような感じで終始読むことができたよ。