田舎僧侶の暮らし

けっこう長芋が好きな坊主のブログ

読書感想文『復活の日』

この前読んだ、「世界は贈与でできている」の中で紹介されていて、面白そうだなぁと思い借りてみました。

 

小松左京:『復活の日』読了しました。



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小松左京。はじめて読む作家さんだったけど、SF作家であるというのは、今回はじめて知りました。

 

今回読んだ『復活の日』のテーマは、新たな細菌によって、人類が滅ぶ。という物語。

 

SF小説ではあるものの、コロナのこのご時世と似てるとこあるぞ。

 

と思いながら、フィクションなのに、フィクションではないような、SFとわかっていながらも、今のご時世の雰囲気が本読んでても、頭から離れない作品になっていました。

 

物語には、細菌と戦う学者や、医者の登場する描写もあって、今の世の中でも同じく戦っている人が大勢いるのだろうなと思うところもあれば、

 

そんな流行病が発生していながらも、政治優先で進めていく政府の描写があったりと、小説とは思えないリアルさがあったね。

 

この本が出版されたのは、1964年。東京オリンピックが開催された年。

 

そして2020年の今年、本来ならば東京オリンピックが開催されていた年。それが、コロナによって延期。

 

細菌によって、人類が滅ぶというテーマで書かれた物語を、東京オリンピックという共通事項があって、さらにコロナという新たな細菌が流行している、このタイミングで、この本に出会ったのは、妙に不思議な感じ。

 

『復活の日』というタイトルにもあるように、最後の終わり方は、バットエンドではなかったからね、後味は悪くない。



まとめ

 

 

1964年。東京オリンピックが開催された年に出版された本に、

2020年。東京オリンピックが開催されるはずだった年に、出会いました。

 

新たな細菌によって、人類が滅ぶというSF小説。

 

妙に、このご時世とかぶるところがあって、SFとわかっていながらも、現実感あったりして・・・

 

『復活の日』のタイトル通り、希望を持たせる終わり方で、読後感は後味悪くない。

 

今のコロナはどういう終わり方するのかなぁ〜