田舎僧侶の暮らし

けっこう長芋が好きな坊主のブログ

読書感想文『ジャニーズは努力が9割』

人は見た目が9割。みたいな書き方で書かれてあって、興味をそそられたので、買いました。

 

霜田明寛:ジャニーズは努力が9割読了しました。

 

 

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本当の”才能”とは、努力できること。そう、ジャニーズは教えてくれた。司会や演技に果敢に挑戦する者、アイドルを極める者、人柄を磨く者・・・努力の仕方は十人十色。厳しい競争を勝ち抜いた、彼らの努力や人生哲学に光をあてる。そして、彼らを見抜き導いたジャニー喜多川の「育てる力」とは?膨大な資料から本人たちの言葉を選り抜いた、ゴシップ抜きのジャニーズ論。最強エンタメ集団から、人生を変えるヒントを盗む。

 

 

 

ジャニーズという言葉を聞いたことはいないんじゃないか?と思ってしまうくらい有名なアイドル集団。

 

歌って、踊れる、イケメン集団。

妹が応募して〜とか、母親が応募して〜とかジャニーズに入ったきっかけをテレビで放映しがち。

 

テレビにも、ジャニーズ出身の人ばかり出ていて、その組織の盤石さがうかがえる。



そして、顔がよかったから入れて、活躍してるんでしょ?!という偏見と先入観まみれの感情を打ち破ってくれたこの本。



著者が選んだ16人にスポットをあて、その生き方を教えてくれていた。

 

中居正広、木村拓哉、長瀬智也、国分太一、岡田准一、井ノ原快彦、堂本剛、堂本光、一、桜井翔、大野智、滝沢秀明、風間俊介、村上信五、亀梨和也、伊野尾慧、中島健人

 

 



準備の中居。

 

 

中居正広と言えば、番組MCをしている光景が真っ先に思い浮かぶ。SMAPだった時でさえも、テレビのMCしている時の姿の方がしっくりくる印象。

 

特に、鶴瓶との2ショットは、何年続いてるんだ?と思うほど、ずっとあの番組やってるよね・・・

 

そんなMC姿の方がしっくり来る中居正広も、最初は歌とダンスからはじめている。

そして、周囲との比較せざるを得ない環境下で気づいた自分に劣っている「歌」という要素。

 

それを補うために、SMAPというチームとして足りない部分を埋めようと、バラエティの方面に自分の軸を変え、努力した男。

 

 

歌番組を担当しているときは、2日前にはアーティストの情報やCDをもらって、曲を聴き、歌詞も熟読し、自分の感じたことをまとめます。そして、台本を書き込みだらけにしていく。もちろん音楽番組だけではありません。p24

 

テレビとか見ていると、いとも簡単に司会をやっていて、元々喋るのが得意な人なんだろうなぁ〜とか思ってたけど、全然違う。

 

ちゃんと準備した上で、司会をやっているというのが意外でした。

 

一方、中居のような十分な準備をせずに、いきなり本番を迎えるのが鶴瓶とのこと。

それでもこなしちゃうから、すごいよね。

 

準備の中居と本番の鶴瓶。

 

違うタイプの人同士だから、相性良いのかな?




ニュースの国分。

 

 

バラエティ系のMCが中居だとすれば、報道・ワイドショー系のMCと言えば国分かなという印象。

 

NHKでも民放でもレギュラーをとったことのある彼は、TOKIOに属していながらも、その慌ただしい日常をどうやってこなしているのか・・・

 

 

インプットのために、なんとか時間をやりくりしようとしています。日経新聞とスポーツ紙に目を通し、気になる所に線を引いて、疑問を書き込んで専門家にぶつられるよう予習したり、記事をスクラップ。移動の新幹線の時間も、新聞や番組資料に目を通す姿が目撃されています。p55

 

報道系だけじゃなく、バラエティや料理系の番組にも出ている国分。時間の過ごし方を、ここまで追い込んで、よく脳味噌パンパンにならないでやっていけるな!?と思いました。

 

体力と馬力がないと、こんな生活続けられないで・・・



基本は放任。

 

ジャニーズという集団から、何名もの有名人を輩出している背景には、ジャニーさんの指導の土台が揺るがないからだとも言える。

 

 

TOKIOの城島茂が「ジャニーズの養成所というのは、一般常識も含めて、いちいち教えてくれるという場所でもない」国分太一が「事務所の方針が『とにかく現場で学んでこい』『自分で発見してこい』だから」と語るように、確立された研修プログラムなどがあるわけではない。p214

 

つまり、先輩の舞台や裏方など、華やかなステージを見させる環境は与えるけれども、あとは放任。

 

その与えられた環境を自分でどう感じ、どう行動するかは各々の個性に任せているようです。

 

そんな、育成システムを経験してきた岡田准一は、

 

 

「この仕事をしていると、天才と言われる人にたくさん会うので、自分は決してそうじゃないと若い頃に知ってしまっただけ。うちの森田剛くんも天才の部類に入ると思います。天才に会うと、一度は絶望する、自分に」p194

 

と語っています。そして、その絶望した後に、自分には何ができるのかという自問と、それを補うための努力をし続けた結果、現在の評価に繋がっていると、この著者は述べています。



まとめ

 

入るだけでも高倍率のジャニーズ。入った後は、もっと過酷な競争の世界。

 

さらに、テレビに出れるのは一握り。

 

テレビに出ているジャニーズタレントで、努力していない人はいないんだろうなと思わされる本になっていました。

 

事務所に押されてるから、出れるんでしょ?という偏見があったけど、その逆で、みんな事務所に押されるような努力をしている。

 

 

その中での競争という、ヒェっ!と思うほど恐ろしい世界なんだろうなと想像してしまいました。

 

この本の中で紹介されている16人をテレビで見たら、きっとこれまでの感情とは違って見えるはず。